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随分空想家
「まあ……」少女はそんな突拍子もない少年の話を聴きながら顔を真っ赤にしていた。それに気がつくと、少年も顔を真っ赤にした。――そうしてしばらく気まり悪そうに二人は黙って歩いていたが、今度は少女の方が口をきいた。
「あなたは随分空想家ね」
「そうかなあ……」どうもこれは少年の口癖のように見える。
 気がついて見ると、いつの間にか二人の前には五六人の、支那人の子供たちが立ちはだかっていて冷やかすように彼等を見上げているのである。二人は一層まごまごした。いつの間にこんな支那人町へなど足を踏み入れたのかしら。……
 それは何処(どこ)の町にもぽかぽかと日の当っているような、何となくうっとりするような、五月の或る午後のことであった。
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【2006/02/18 20:50 】
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